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SIGMAの現像ソフトSIGMA Photo Pro 5.5のモノクロームを比較してみた [RAWソフトテクニック・レンズの比較]

SIGMAの現像ソフトSIGMA Photo Pro5.5からモノクロームモード/Monochrome Modeが追加されたとの情報。

これまで・・・「カラータブ」 ホワイトバランス→モノクローム
これから・・・「モノクロームタブ」新設

このように同じソフトでモノクロを別工程で設定できる。
ということで新旧のモノクロームモードでどのように画像が違うか比較してみる。

■機材
カメラ SIGMA DP2 Merrill(本体を持っていないのでデータは借りる)
ソフト SIGMA Photo Pro 5.5.2
画像は100%等倍表示を切り取って比較

■以下ソフト設定内容
【左フォト】「カラータブ」ホワイトバランス→モノクローム
露出 +0.5
ハイライト補正 0(スライダー左へ)
ホワイトバランス モノクローム
カラーモード ビビッド
ノイズリダクション 全てOFF(スライダー左へ)

【右フォト】「モノクロームタブ」モノクローム モード
露出 +1.2
カラーミキサー R33% G33% B34%
ノイズリダクション 全てOFF(スライダー左へ)
dp2m-color-mono-hikaku-01.jpg
↑左の方が情報量が多いが、右の方がノイズが消えた感じになり綺麗に見える。


dp2m-color-mono-hikaku-02.jpg
↑別の位置を切り取ってみる。
同じく左はザラツキがあるが右が綺麗に見える。

・・・

次にモノクロームモード同士で、カラーミキサーの配分でどう違うか比較してみる。
ネット情報ではBセンサーが一番光を受けるのでB100%にすると画質が良いとの情報。
検証してみる。

【左フォト】カラーミキサー R33% G33% B34%
【右フォト】カラーミキサー R0% G0% B100%
dp2m-monob34-monob100-01.jpg
↑左より右の方が黒がつぶれて見える。
だが右の方が綺麗に見える。


■総評
DP2 Merrillではとにかく写り過ぎるという傾向のカメラ。
絵としてHDR風のギラギラした絵になりやすいというのは良くわかる。
どのような絵に仕上げるかでモノクロモードは使い分ける必要がある。

○写ったものを全て表現したい!HDR風に仕上がる。
カラータブ→モノクロームモード

○モノクロをノイズが少なく風に綺麗に簡単に仕上げたい!
モノクロームタブ→カラーミキサーR0% G0% B100%

という結果に。
被写体によってまた違う結果になるかもだが、今後の現像の役に立ちそう。
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