Canon EOS Kiss Digital Xのシャッターボタン修理をしてみた [カメラ修理・改造・調整]
久しぶりに実験シリーズです。
いつも使っているKiss Digital Xのシャッターが先月より切れなくなっていた。
というか軽く押すと無反応、だが強く押すとレリーズが切れる。
でも強く押すと被写体がぶれる。
使い始めてからほぼ3年。壊れるには早すぎる。
「あぁもうKDXは終わりか」と思いつつ、保証もないので修理に出せず、ヤフオクで売ってしまうか。
でもどうせなら分解掃除にチャレンジを決意。
KDXが壊れてしまうともうひとつのブログのNikonD40とCanon EOS Kiss Digital Xで北海道の風景ブログのタイトルをなおさなければならない。
ぜひとも直す覚悟で。
※次からの手順はメーカー保証外の作業です。同様の修理される方がいれば自己責任でお願いします。
■用意したもの
・精密ドライバーセット
・10倍ルーペ
・消毒エタノール
・綿棒
・ピンセット
・作図するコンパス(支点の針の方を使います)。太めの針でOKだと思います。
・薄手の手袋(外科手術とかでよく見る薄手の手袋です)
■参考サイト
途中までの分解の参考サイトはこちらです。ありがとうございました。
http://homepage2.nifty.com/galaxystar/eoskissdx.htm
■修理開始
EOS Kiss Digital Xです。
上記の分解サイトのとおりに進むとここまでたどり着きます。
各箇所ネジの長さが違うので小袋などに入れてメモをおすすめします。
底部のネジの長さがばらばらです。側面も長さが違うようです。
底面の外装は三脚ネジ部を乗り越えるように外すと簡単に分解できます。
シャッターボタン部底の2つのネジを外します。
モードダイヤル下部の3つのネジを外します。
そうするとシャッターボタンユニットが外れます。
シャッターボタン部の銀色の四角いカバーを外します。
作図コンパスの針のようなものでカバーの爪を外します。
コツは、4ヶ所爪があります。片側2ヶ所を外せばよいのですが、ダイヤル側の爪がなかなか外しにくいので、
1ヶ所外し、あとはカバーをこじるようにすると外れました。
爪は折れはしませんでしたが、外す前にルーペで構造を把握してから行うことをおすすめします。
そうすると丸い板バネが見えます。
ひっくり返すと板バネは外れます。
これでやっとシャッターボタン端子部が見えます。
板バネと基盤側の端子をエタノールでよくふきます。
大きな汚れはありませんでした。
清掃が終わったので組み立てです。
シャッターボタンユニットを組み込み→モードダイヤル下部固定→シャッターボタンユニット固定の順です。
上面カバーを取り付けます。
黄色い端子と赤い端子を接続します。
位相があるので簡単です。
上面カバー固定です。
フレキシブルケーブル取り付けです。
写真一番左と右側(21Bと書いている方)の2つを固定します。
ケーブルを差し、茶色いロック部分が90度起き上がっているのでパタンと倒し回転するとロックします。
左から2番目ははずしていませんが、外れそうになっていたら再ロックします。
背面カバーを取り付けます。
これはフレキシブルケーブルを下側から入れます。
ロックが上側にあるので注意です。起き上がっている茶色いロックを90度倒して固定です。
だいぶ組みあがってきました。
前面カバーを取り付けます。
三脚ネジを越すように組むと上手く行きます。
側面の端子カバーを取り付けます。
写真の内蔵バッテリも組み込みます。
写真にはないですが、バッテリカバーを組み込みます。
組み立て完了です。
■撮影テスト
無事軽くシャッターを切ってもレリーズできました。
修理完了です。故障だとあきらめていましたがまだまだ使えそうです。
いつも使っているKiss Digital Xのシャッターが先月より切れなくなっていた。
というか軽く押すと無反応、だが強く押すとレリーズが切れる。
でも強く押すと被写体がぶれる。
使い始めてからほぼ3年。壊れるには早すぎる。
「あぁもうKDXは終わりか」と思いつつ、保証もないので修理に出せず、ヤフオクで売ってしまうか。
でもどうせなら分解掃除にチャレンジを決意。
KDXが壊れてしまうともうひとつのブログのNikonD40とCanon EOS Kiss Digital Xで北海道の風景ブログのタイトルをなおさなければならない。
ぜひとも直す覚悟で。
※次からの手順はメーカー保証外の作業です。同様の修理される方がいれば自己責任でお願いします。
■用意したもの
・精密ドライバーセット
・10倍ルーペ
・消毒エタノール
・綿棒
・ピンセット
・作図するコンパス(支点の針の方を使います)。太めの針でOKだと思います。
・薄手の手袋(外科手術とかでよく見る薄手の手袋です)
■参考サイト
途中までの分解の参考サイトはこちらです。ありがとうございました。
http://homepage2.nifty.com/galaxystar/eoskissdx.htm
■修理開始
EOS Kiss Digital Xです。
上記の分解サイトのとおりに進むとここまでたどり着きます。
各箇所ネジの長さが違うので小袋などに入れてメモをおすすめします。
底部のネジの長さがばらばらです。側面も長さが違うようです。
底面の外装は三脚ネジ部を乗り越えるように外すと簡単に分解できます。
シャッターボタン部底の2つのネジを外します。
モードダイヤル下部の3つのネジを外します。
そうするとシャッターボタンユニットが外れます。
シャッターボタン部の銀色の四角いカバーを外します。
作図コンパスの針のようなものでカバーの爪を外します。
コツは、4ヶ所爪があります。片側2ヶ所を外せばよいのですが、ダイヤル側の爪がなかなか外しにくいので、
1ヶ所外し、あとはカバーをこじるようにすると外れました。
爪は折れはしませんでしたが、外す前にルーペで構造を把握してから行うことをおすすめします。
そうすると丸い板バネが見えます。
ひっくり返すと板バネは外れます。
これでやっとシャッターボタン端子部が見えます。
板バネと基盤側の端子をエタノールでよくふきます。
大きな汚れはありませんでした。
清掃が終わったので組み立てです。
シャッターボタンユニットを組み込み→モードダイヤル下部固定→シャッターボタンユニット固定の順です。
上面カバーを取り付けます。
黄色い端子と赤い端子を接続します。
位相があるので簡単です。
上面カバー固定です。
フレキシブルケーブル取り付けです。
写真一番左と右側(21Bと書いている方)の2つを固定します。
ケーブルを差し、茶色いロック部分が90度起き上がっているのでパタンと倒し回転するとロックします。
左から2番目ははずしていませんが、外れそうになっていたら再ロックします。
背面カバーを取り付けます。
これはフレキシブルケーブルを下側から入れます。
ロックが上側にあるので注意です。起き上がっている茶色いロックを90度倒して固定です。
だいぶ組みあがってきました。
前面カバーを取り付けます。
三脚ネジを越すように組むと上手く行きます。
側面の端子カバーを取り付けます。
写真の内蔵バッテリも組み込みます。
写真にはないですが、バッテリカバーを組み込みます。
組み立て完了です。
■撮影テスト
無事軽くシャッターを切ってもレリーズできました。
修理完了です。故障だとあきらめていましたがまだまだ使えそうです。
すごいですね。自宅でこんな分解清掃ができちゃうんですね。
びっくりです。
by starwars (2011-08-19 09:01)
starwarsさん
自分も一眼デジカメをここまで分解するのは初めてでした。
分解中ヒヤヒヤしていました。
by mamo (2011-08-19 11:37)
これは凄い!!
以前使っていた20Dが同じ症状になり、一度修理に出すもまた同じような症状が出て売却を決意し、システムをニコンに変更して現在に到ります。
この直し方を知っていれば今頃1DmkIII辺りを使っていたのかなぁとも思いますが、不器用なので多分元に組み上がらなかったでしょう。
お疲れ様でした。
by HiroHero (2011-08-20 09:26)
HiroHeroさん
同じ症状が出ていたのですね。
直ったのですがいつ再発するか少々不安です。
中の設計をみてニコンメインでという気持ちになりました。
それでもキヤノンの色合いも捨てがたいです。
by mamo (2011-08-20 10:58)